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寒冷渦

2011年04月19日 19:55

今日は非常に強い雨が降ったところもありました。
これは寒冷渦が日本を通過しているためですが、
この『寒冷渦』って何?ていう人も多いでしょう。

―――というわけで、寒冷渦についてお勉強。

寒冷渦とは「上空に寒気を伴った低気圧」のこと。
つまり、ある高度の気温の水平分布を見ると、
低気圧内の方が周囲よりも気温が低くなっています。

また、上空の寒気核と低気圧の位置が一致した順圧的構造、
つまり、高層天気図を見たときに、等高度線と等温線が交わらない構造をしています。
空気は冷たいほど重く、気圧はその空気の積み重なった重さの結果なので、
寒冷渦は上空に行くほど周囲に比べて気圧が低くなります。
そのため、寒冷渦は地上では低気圧が明瞭でなくても、
500hPa面などの高層では顕著な低気圧が解析されることがあります(下図)。

寒冷渦では、上空に寒気が入り込むため、大気が不安定になります。
このとき、下層が日射によって強く加熱されたり、
下層に湿潤な大気の流入があると大気はより一層不安定化します。
大気が不安定化すると、対流活動が活発になり、積乱雲などの対流雲が発達します。
したがって、寒冷渦の周辺では、積乱雲等による気象現象である、
降雹、短時間強雨、落雷、突風などの激しい現象が起こる可能性が高くなります。




今日朝9時の地上天気図。
対象の寒冷渦は日本海にある低気圧です。
 実線:等圧線



同時刻の500hPa面天気図。
図の中央にある低気圧が上記低気圧と同位置であり、
地上天気図よりもかなり明瞭な低気圧になっていることが分かります。
 実線:等高度線
 破線:等温線

※図の詳細な見方などはすっ飛ばしました。

<<参考>>
気象用語集:http://kobam-hp.web.infoseek.co.jp/meteor/cut-off-low.html
気象庁天気図:http://www.jma.go.jp/jp/g3/
HBC専門天気図:http://www.hbc.co.jp/pro-weather/

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